【書評】自分の薬をつくる
自分の悩みに処方箋を出してもらえる。
坂口さんの著書は初めて読みましたが、絵を描いたり歌を作ったり執筆をしたりと、多方面で活躍されていて、自他ともに認める器用な方みたいです。
そんな坂口さんは「いのっちの電話」というお悩み相談室っぽい活動を個人でされているらしく、本書にもご本人の(!!)携帯電話の番号が惜しげもなく随所に記載されていて、誰でもいつでもアクセス出来る様になっていました。面白い方です。
坂口さんは本の中で「医者をやってみたかったから『やってみた』」と。更に医師でもない病院でもない、会議室でパーティション一枚を隔てて待機している人たちは、坂口さんと相談者さんが話している内容が筒抜けになる仕組みを作っていました。
そして、いざお悩み相談が始まると坂口さんはいくつか質問しては、「わかるわかる~」と共感しつつ、深層心理にズバッと切り込み、本人がなんとなくやってなかった事を言語化し、
「じゃぁそれ、やちゃいましょう。んで1日1回やってみて、1週間後にまた僕に連絡ちょうだい」
とサクッと答えて、宿題(処方箋)を出していきます。
坂口さんは「自分の薬」とは「その人だけの習慣」だと言っていました。
自分だけの心地よい習慣(リズム)を見つけること、それが自分の悩みを減らしてくれる方法だと。
苦しいときにネットで検索しても、「○○な人に当てはまる10の特徴!」みたいな記事にしかたどり着けませんし、それを読んでも『当たってる…やっぱり私は○○なんだ・・・』と落ち込むばかりで元気は沸きません。
なので坂口さんの言う「自分の薬」は今までより新しい行動を伴っていかないと、見つけられないという発想が面白かったです。それに、病気と同じように一つの「薬(手法)」が自分に合わなければ、また変えればいいだけです。
自分の人生、自分のやりたいようにやってみるって大事だな、と思わされました。
今日もお忙しいなか最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。良い一日を!
へむちょ\\\\٩( 'ω' )و ////
ブログランキングに参加しています。
下の写真の好きな色の花ををクリックして下さると嬉しいです!
いつも応援ありがとうございます!
息子たちの背中もポチっと押してもらえると力になります!