cachi-cachi

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自分の価値観を信じて、一歩一歩。

PTA 役員を1年務め終えた所感。

PTAってどことなくめんどくさいイメージがありませんか?

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私はめんどくさいイメージを持っていました。

 

それはネットや周囲の情報から大変だったとか人間関係でもめたとかそういうネガティブな情報だけをピックアップしてしまっているからだと思います。

 

それは単なるステレオタイプで、実際は全く違うんだ、百聞は一見にしかずなので、とにかく自分で体験してみたことを信じるようにしたいと思い、昨年子供が通う幼稚園のPTA活動に役員として参加しました。

 

でも結論から言うと、1年間やってみて分かった事は、結局その年のメンバーの行動力や人間性等によって成果物も団結力も違うやーん、と言うことです。(一個人の感想です。)

 

ちなみに私はその時のメンバーとは馬が合いませんでした。笑

 

私の話は置いておいて、利他性の強い人が集まっていれば1人がみんなのためにがんばるので、とても良いチームになります逆に利己性の強い人がメンバーに多ければ、自分の利益を最優先するのでお互いを刺激し合うようになり、どうしても摩擦が生じてしまうからです。

 

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まず、私が役員になった頃は昨年の緊急事態宣言真っ只中に幼稚園の役員決めがあり、暗黙の了解として存在する「まだ役員をやったことがない人」と言う条件に合ったではまるのが、クラスに私しかいなかったからです。

 

また会長や副会長の決め方も、各学年のクラス役員から代表(と言うなのお人好しが生贄になるやつ)を1人選出し、さらにその人たちだけで別室で話し合い役職を決めると言うやり方でしたので、みんなが嫌々やっていると言う感じが強く、不穏な雰囲気でした。

 

そんな役員決めが終わった後、いざ運営をしようとしても前述した通り「まだ役員をやったことがない人」が集まっているので、何から手をつけていいか分かりません。

 

もちろん過去の役員さん達が残してくれた資料はありますが、毎年同じことをやっているにもかかわらず、マニュアルめいたものは一切ないため様々な資料から情報を拾い出して、こういうことなのかな?と探り探りで進めていくしかありませんでした。

 

しかもコロナが流行り始めた頃だったので、「例年通り」と言う鉄板のやり方が通用せず、探り探りの1年間でした。そして、いざ役員になったらなったで、右も左もわからないうちに、とにかく去年と同じようにイベントをトレースしていくのはとても抵抗がありましたが、知識や経験がないのでそれが正しいかどうかの判断もできないのも悔しい思いをしました。

 

Parent−Teacher Association とは名ばかりで、昨今のモンスターペアレント問題もあるのでしょう、先生方は腫れ物に触るように親に対応するし、親も面倒だと思われたくないから一歩引いていて、どちらにも心理的安全性が保たれてないなぁ、、と居心地の悪さを感じたので、ここは雑談を積極的にするとか、相談をもちかけるなどして私がどう言った人物かを少しずつでも表現していこうと思いました。改善点が見つかって良かったと思います。

 

さて、話は戻り、私が所属したときのメンバーは、よく言えば周囲を尊重している人たちが多かったのですが、悪く言えば自分の意見を持たない人たちが多く、意見を募った時は意見を出さないのに、物事が決まりそうになった時に後から反対意見を出すことがありました。

 

コロナのため、実際に会って顔を合わせることがなく、携帯のアプリでのやりとりが主になったため、意見を出しづらかった雰囲気はあったと言うのも否めないと思います。でも意見があるなら言わなければ分かりませんし、意見を言わなかったのに後から不平不満を言っても何も生まないのではないかと考え、メンバーにそういう人たちがいる事がとてもストレスフルでした。

 

また、個人にどのような特技(強み)や事情があるのか全く分からない状態からのスタートでしたので、仕事の種類や量の分配もとても難しかったです。単に1つの仕事を均等に振り分けても、1人親だったり、子だくさんだったり、PTAに対してのモチベーションの違い等で役員が感じる負担は杓子定規には計り知れないものだったのではないかと思います。

 

そして初めてだと何が大変かと言うと、実体験として未来の予測がつかないのでいちいち不安だと言うことです。経験者は「毎年やってるから大丈夫」と言う一言で片付けれますが、未経験の領域に居るなものとしてはとても不安定で、物事が突発的に発生する(しているように見える)ので、大変でした。

 

そしてもう一つ忘れてはならない大きな理不尽ポイントは、これらの活動は私たちの生活のリソースを奪っていくにもかかわらず、無償かつ善意の上に成り立っていることです。

 

さらに言えば、PTAで枠を外れた行動してしまう事は子供の人間関係にすら影響を与えるかもしれないという、いわば子供を人質にとられているような同調圧力すら存在しているかも知れません。

 

 

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それでも1年間やり通すと、今後役員をやらなくていいと言う免罪符をもらえるため、多くの人は文句を言いながらも1度は参加します。だからこの問題は毎年起きるんですよね。。。

 

私は役員になりたての頃、現在の役員の選出の仕方に疑問を感じ、園長に

 

・経験者を少なくとも1名を入れる

・PTAの目的や位置付けもっとはっきりと保護者に説明すること

 

これらをお願いしました。(ひょっとして、私ってモンスターペアレント?)その時の気持ちは任期が終わった今でも変わりません。せめてもの気持ちで、次年度の役員さんに役立つかも知れない、と思ったことは全部メモに残したので、何かの助けになればいいな〜と思います。

 

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まとめると、一年間とっても良い経験になったぞ!と言う気持ちと、やっと肩の荷がおりた〜!と言う気持ちが入り混じっています。

 

これからPTA役員にならなきゃ。。と気を病んでいる人に私から出来るアドバイスといえば、

 

「気の合う友人、知人とタイミングを合わせてやる事」

 

だと思います♪